白沪与荐です。いつもご覧いただきありがとうございます。
ネットには有益で貴重な情報が数多く存在します。
しかしその反面、事実と違ったり、内容が誇張されすぎていることも珍しくありません。
そして残念なことに、中には騙す目的で誤った情報や悪意に満ちた誘い文句をあえて発信している例も後を絶ちません。
よほど注意しなければ、知らない間に詐欺に誘導されることもあるでしょう。
しかしその中から、優良な情報があるのも事実です。
そのため、しっかりとした防衛策を施す必要があります。
詐欺情報に振り回されないために、よくある手口やアプローチのパターン、騙されやすい人の特徴、さらに、騙されないための心構えについて、詳しくまとめました。
「楽して稼げる」は大ウソ!損するのはお金だけではない!
近年、働き方改革やコロナ禍などによって、空前の副業ブームが到来。多くの人たちが、時間と場所に縛られにくいネットビジネスに関心を寄せています。
しかし、いざ副業でできそうな仕事を探し出すと「楽して稼げます」という類の宣伝文句が、あちこちで目につきます。
果たして、その言葉を真に受けて良いのでしょうか。
結論からいうと「楽して稼げる」は、基本的に嘘です!
大半は詐欺かそれに準ずるものといっても過言ではありません。
何かしらの比喩表現として「楽して稼げる!」という言葉を採用しています。
成功したあとは「稼ぐのが楽」というだけで、騙しているわけではありません。
しかし、現実には、1日数十円、1週間頑張って数百円、という具合に全然稼げない副業も多く、やって良かったと心から思えるものは極少数です。
お金を払って情報商材を買い、言われるとおりにするも成果が出ず
→1円も稼げず損失(借金)だけが残る
→挙句の果てに事業者と連絡を取ろうとしても返事がない。
という目も当てられない話も山ほどあります。
しかも、詐欺情報に踊らされて損するのはお金だけではありません。
いくら頑張ったところで、目ぼしいスキルは身につかないばかりか、二度と取り戻すことのできない貴重な時間まで奪われてます。
「時は金なり」といわれますが、その「時」も「金」も、両方をなくす羽目になるのです。
こんな惨めな想いをしないためにも、詐欺情報に振り回される生き方は、今すぐにでもやめましょう。
詐欺を疑った方がよいパターン
まず、こんな場合は詐欺かもしれないので気をつけたほうがよい、というケースについて4つご紹介します。
1.「だれでも稼げる」と誘われる
「だれでも稼げる」は、すぐに稼ぎたい人には、一種の殺し文句です。
しかし、「だれでも」ということは、とくにあなたでなくてもいい、ということです。
網を広げるだけ広げておいて、引っかかった者を使い、辞めたら次を探すという作業を繰り返しているにすぎないとも考えられるのです。
稼げた分を納得のいく割合でシェアしてくれれば良いですが、多くの場合、利益の大半は相手が取り込んでしまい、働き手には、微々たる報酬しか回ってきません。
「だれでも稼げる」なら「じゃあ自分でやれば」と心の中で唱えて、スルーする方が賢明なパターンが少なくないのです。
2.「今ならお得」と勧められる
「今ならお得」もテンションが上がる誘い文句でしょう。
しかし、「今ならお得」は「先でもお得」なことが多く、ずっと閉店セールを続けているお店みたいなものです。
何がどう得なのか、先と今ではどこが違うのか、しっかりと見極める目をもつことが必要です。
3.最初にお金を請求される
最初にお金を請求される場合も、詐欺を疑った方がよいでしょう。もちろん、必ずとは言いきれません。
起業にしても投資にしても、初期費用がかかるのは当然です。
しかし、集めるだけ集めておいて、あっけなくどこかに逃げてしまうのが、詐欺というもの。
もし、初めにお金を出すなら、内容に納得ができるなどルールを決め、全部なくしても悔いがない、周囲に迷惑をかけないなど、問題のない範囲にとどめておくのが賢明です。
4.「〇〇円は稼げる」とアピールしてくる
具体的に稼げる額を明言し、その気にさせるのも詐欺のやり口として散見されます。
しかもその額は、一般的に見てかなり割のいい数字だったりします。
目立たない言い方で「最高〇〇円」と前置きがつくこともありますが、3年に1回でも最高、10年に1度でも最高です。
成果が出るまでそんなに待てるのかという問題もありますし、そもそもどのようなプロセスでその最高額をマークできたのか、しっかり納得のいくまで追求する必要があるでしょう。
100%詐欺と断定できるパターン
次に、詐欺と断定して間違いないケースについてみていきましょう。
いきなりメールやSMSが送られてくる
いきなりクレジットカード会社を名乗る相手からメールやSMSが送られてきたら、100%詐欺とみてよいでしょう。
メッセージを読ませて偽サイトに誘導、IDやパスワード、カード番号などの個人情報を盗み取り、本人に成りすまして不正を働く。
平たく言うとフィッシング詐欺です。
デメリットやリスクの話がゼロ
どんな仕事や儲け話にもリスクは付きものです。
にもかかわらず、デメリットやリスクの話がないとすれば、詐欺と断定しても良いでしょう。
あなたは大丈夫?騙されるのはこんな人
ネットビジネスであえなく詐欺被害に遭ってしまう人には、共通した特徴があります。
あなたは、当てはまる点がないか注意しながら読み進めてください。
生活に困窮している・目先のお小遣いが欲しい
生活が苦しくて生活費に困っていたり、どうしても欲しいものがあってお小遣いを必要としている場合、目先の欲に負けて明らかに怪しい話にも乗ってしまうケースはよくあります。
ネットビジネスの知識が浅い
アフィリエイトやせどり、暗号資産取引など、ネットビジネスにはさまざまな種類があります。
いずれも華々しい成功をうたい文句にして、関連ソフトやツールを売りつける詐欺が実に多いです。
それらは、ネットビジネスについて一定の知見があれば怪しいと気付けるものが、少なくありません。しかし、知識が浅いと騙されてしまうことがあるのです。
素直に信じやすい性格
人を疑うことを知らない素直な人も、残念ながらよく詐欺に遭ってしまいます。
物事の良いところだけを見て、自分にとって都合よく解釈してしまうので、まんまと引っかかってしまうのです。
「詐欺情報に振り回されないための心得5選」
決して珍しくない詐欺情報に振り回されないための心構えを、5つに分けてお伝えします。いずれも難しくはないので、しっかりと記憶に留めておいてください。
1.虫のいい話は詐欺と考える
もし実現不可能なことを実行させようとしたら、あなたはどのような方法を取るでしょう。
おそらく実際より簡単だと主張したり、子どもでもできるとオーバーに言ったり、損はしないと言って安心させたりするのではないでしょうか。
それこそが詐欺の手口です。よってデメリットについての話がなく、虫のいい話ばかりが続くようなら、一旦は嘘ではないかと疑ってみましょう。
情報集めや問い合わせを怠らない
魅力ある仕事だと思っても、虫のいい話ばかりが先行しているようなら、一旦は考える時間を持ちましょう。
そして、まずネットで構わないので、キーとなる言葉やセンテンスを使って詳しく検索してみてください。
騙された人がいれば、似たような事例やヒントとなるトピックスがヒットするはずです。SNSでも構わないでしょう。
また、疑問に思うことは、すべて担当者に尋ねることです。少しでも答えに窮したり、はぐらかされたりしたら詐欺を疑いましょう。
本物のビジネスは成果が出るのに時間がかかると知る
単なる目先ではなく、真に価値があり、やり甲斐にも富んだビジネスというのは、何らかの形で人の役に立つものです。
ただそれは、口でいうほど簡単ではなく、また、ライバルが多かったり誰もやったことがなかったりするため、実るまでにはそれなりの時間を要するのが一般的です。
よって、「すぐに成果が出る」「誰でも稼げる」は、「ダメになるのも早い」「誰もが失敗しやすい」というメッセージの裏返しと解釈して間違いないでしょう。
稼げるイメージを持つ
今まで経験のない仕事だからこそ、楽しみでもあり、不安にもなります。
そこで大切なのは、適切なビジネスモデルが確立していて、儲けを出せる仕組みが備わっているかを確認することです。
例えば、初めにお金を請求されたら詐欺の可能性がありますが、厳密に初期費用ゼロのビジネスはあり得ません。
よって客観的に稼げるイメージが持てれば、騙されているわけではないともいえるのです。
頼る心をもたない
依存心が高いと騙される確率が飛躍的に高まります。
誰かが何とかしてくれる、と思った途端に思考停止に陥り、成功するための工夫や的をいた努力ができなくなるからです。
人生にはさまざまな局面があり、トラブルに巻き込まれたり、心身が疲れ果てたりすると、人に頼りたくなることもあるでしょう。
つまり、依存心は自分でも気付かないうちにムクムクと自然に湧いてくるものと言えますし、誰の中にも存在する可能性があるのも事実です。
ただ、そこにつけ込むのが詐欺ですから、日頃から何でもまず自分でやってみる。
解らないことは理由や原因について深く考えるなど、自分発信でことにあたる習慣を持ちましょう。
それでも答えが見つからなければ、周囲の信頼できる人に相談してみるのもおすすめです。
自分で調べたり考えたりせず、安易に頼るとか飛びつくことのないように注意しましょう。
「騙された自分が悪かった」は真実!
詐欺に遭って辛い思いをした人たちが、苦労をしながら成功を収めたり、幸せと思える生活を手にしたりすると決まって口にする言葉があります。
それは、
「騙された自分が悪かった」
です。
騙された当初は恨み節もつらつらと出てきます。
しかし、自分だけは大丈夫と欲を出したり、いい気になって人の忠告を無視したり、単なる無知でしかなかったりと、冷静になって到らなかった自分の過去を反省できるようになると、だれもが先の常とう句を本心から発するのです。
つまり、詐欺を働く人物が悪いのは言うまでもないのですが、それにひっかかる人間がいるから詐欺が成立するということ。
被害に遭ってから、「ああだこうだ」といったところで、せいぜい買うのは同情くらいです。
そうとわかれば、今日から、いや今からでも詐欺情報に振り回されない自分になると堅く決意することが必要でしょう。
まとめ
私、白澤が考える詐欺について書いてみました。
繰り返しますが、詐欺は後になってみると「馬鹿なことをしたなぁ」と自分を責めて後悔するものです。
しかし相手もプロですし、「自分にもやむを得ず騙されても仕方ない苦しい環境があり、それが何の因果か絶妙なタイミングで降りかかってきてしまった」というケースがほとんどです。
そのため、自分を責めたからといって解決するものでもないでしょう。気をつけなければ、別の手口で再度やられることもあるので、万全の対策を施すしかありません。
しかし、気をつけ過ぎて自ずとチャンスを逃してしまうことも多数あります。詐欺は回避しながらも副業やビジネスにチャレンジし、成功を掴んでください。