白澤伊幸です。
いつもご覧いただきありがとうございます。
新聞やテレビでは毎日のように、詐欺の被害にあった方のニュースが流れていますね。
なぜ、こんなにも人はダマサれてしまうのでしょうか?
その理由を、3億円をダマし取った「3億円事件」を例にしてお話ししましょう。
1968年、東京で銀行の現金輸送車に積まれた約3億円が奪われました。
これが今現在も犯人が分かっていない有名な未解決事件「3億円事件」です。
たった1人で4人もの男性銀行員をまんまとダマし、いとも簡単にその車を奪って逃げました。
しかもその間たったの3分。
なぜそんな事ができたのか?
それは犯人が白バイ隊員に扮していたからです。
犯人は白バイ隊員を装って現金輸送車を停めさせて、「車の下にダイナマイトが仕掛けられている可能性がある」と言い、車から4人の銀行員を降ろさせました。
そんな簡単にダマされるか!
と思うかもしれませんが、
あなたもこんな経験はありませんか?
風邪をこじらせて近くの病院へ。
白衣を着て首から聴診器を下げたおじさんに「コレ飲んで様子を見て下さい」と白い粉を渡される。あなたは言われた通りに白い粉を飲みますよね?
白衣を着ているから医者だろうと思い、渡された白い粉は風邪薬だと信じて疑わないのです。
このように人は権威性のあるものに、無条件に服従してしまいます。
では、なぜ人はいとも簡単に権威性のあるものを信じてしまうのでしょう?
なぜ権威ある人の話を信じてしまうのか?
それは、権威のある人に従うことで、自分で考えなくてもある程度上手くいくからです。
そもそも人は、考えることを避けたがる生き物です。
「人間は、考えるという真の労働を避けるためなら何でもする」
トーマス・エジソン
電球を発明したエジソンもそんな名言を残しているくらいです。
今、「そうなんだー」と納得したとすれば、あなたは権威性の力に動かされています。
エジソンほどの偉人の言葉なら信用できる。そんな風に思ってしまったのではないでしょうか。
このように権威性を使って人を信じさせるテクニックには、どんなものがあるのでしょうか?
信じさせるテクニック
まずは先ほどのエジソン例ですが、これはエジソンという偉大な発明家という地位によって権威性を出して、人を信じさせています。
他には、代表取締役社長といったような肩書にも人は信頼感を抱きます。個人事業であっても社長にはなれるため、社長というだけで信じてしまうのは危険かもしれませんね。
そして、始めにお話した3億円事件の犯人であれば、白バイ隊員の服装によって銀行員を信じさせました。
白衣を着たおじさんも同じです。白衣を着ているから医者であるとは限りませんし、出された白い粉も本当に薬なのかはわかりません。
よく、詐欺師も服装で人をダマすという話がありますので、人を見かけだけで判断するのは危険だと言えるでしょう。
また、人気飲食店に行くと、「テレビや新聞に出ました」なんて店内に貼ってあったり、有名人のサインが飾られている事がありますよね。
これらメディアや有名人の権威性によって、あなたが感じる飲食店の価値は無意識に高まっています。メディアに出たからといって、必ずしも美味しいとは限りませんよね。
このように権威性による罠は、私達の身近なところでも使われています。
私たちが権威性の力にダマされないためには、このような心理テクニックを知ることが重要なのです。
今回のまとめ
今回は、人が無条件で服従してしまう「権威性」についてお話しました。
- 人が「権威性」により信じてしまうのは、権威のある人に従うことで、自分は楽して一定の成果を得られるから
- 詐欺師や商売で使われる信じさせるテクニック
私達の身近には権威性による罠が溢れています。
詐欺師たちは心理テクニックを使ってあなたをダマしにきます。
彼らにまんまとダマされないためには、それらのテクニックを知ることが重要なのです。
これからも、コピーライティングという「魅力的なスキル」についてご紹介していきます。
興味のある方は、ぜひ次の記事も読んでみてください。
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