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白澤伊幸です。
堅実に投資を積み上げる方法を知りたいと思いませんか。投資を博打・ギャンブルのように考えている方は少なくありません。しかし、投資は資産を守りながら積み上げていくものだという発想にならなければ、継続的に資産を増やしていくことはできないのです。
当記事では投資をギャンブルではなく、積み上げるものという観点でどうすれば自身の資産を着実に増やしていけるのかを解説していきます。最後までご覧いただければ、投資を一か八かのギャンブルという発想がなくなり、適切な向き合い方がわかるようになるでしょう。
もちろん、投資をいきなりやるのではなく、ある程度稼いでから並行して行ったほうが効率は良いです。
しかし、投資の考え方はビジネスを行う上でも重要ですので、取り入れることをおすすめします。
堅実に積み上げる投資の考え方はリスクの軽減と許容が基本
堅実に積み上げる投資の考え方を解説していきましょう。基本として投資はリスクを軽減することとリスクを受け入れることです。具体的に投資のリスクとその許容について語っていきます。
投資におけるリスク:資産運用の結果の変動幅のこと
投資におけるリスクとは、資産運用の結果の資産価値の変動幅のことです。
一般的な考え方ですと、リスクは資産を失う可能性のことだと思われるでしょう。しかし、投資の世界ですとリターンが不確かな状態をリスクと呼びます。
リターンの不確実さが大きいことを「リスクが大きい」と呼び、リターンの不確実さが小さいことを「リスクが小さい」と定義します。
投資において、リスクはつきもので、自己投資を含むどんな投資でもリスクは回避できません。
ただし、リスクが大きいほどリターンが大きくなることも事実です。つまり、リスクを許容し、リスクとうまく付き合うことで着実なリターンを得られるのが投資なのです。
リスクを軽減する基本は分散
ではどうリスクと向き合うのか、リスクはゼロにはできませんが、軽減することは可能です。
たとえば一つの金融商品でのみ投資をしていると、価値が暴落した際、多大な損をしてしまいます。一つの金融商品に依存している状態は非常にリスクが高い状態です。
一方、金融商品を複数に分散していた場合はどうでしょうか。一つの金融商品が暴落したとしても、複数に分散していれば、損を最小限に抑えられます。
1,000万円の元手があった場合、1,000万円を一つの金融商品に投入するのではなく、複数の金融商品を組み合わせましょう。
上記がリスクの分散です。投資をする基本となる考え方ですので、理解しておいてくださいね。
そもそも資金に余力があればリスクに対して余裕が持てる
資金に余力があればリスクに対して余裕が持てます。リスクを許容すること、分散することが重要と説明しました。
しかし、いくら頭で理解していても、資金が少なければリスクを許容することは難しいものです。
自身の生活費を投資に投じてリターンで生計を立てるといった状態であれば、投資で失敗するわけにはいかなくなります。
結果として、リスクの大きい金融商品を選べなくなるでしょう。逆に、一発逆転を目指してハイリスク・ハイリターンの金融商品に手を出すのも危険です。
投資の元手となる資金をしっかり余剰に確保して、生活と関係ない範囲の投資を行うようにしましょう。
投資で損をしても生活は守られるといった状態であれば、冷静にリスクと向き合い、適切な判断ができます。
堅実に投資で積み上げる手順
では堅実に投資で積み上げる手順について解説していきます。投資(投機)というといきなり株・FXといった単語が出てきますが、順を追って説明していきます。
手順①:自己投資や貯蓄でリスクを排除しながら元手を作る
まずは自己投資などのローリスクの投資から始めていきましょう。いきなり自分の持っている余剰資金を投資に回すのは危険です。知識も技術もお金も少ない状態で参入して稼げる業界ではありません。
まずは投資の知識は前提として、自身の本業・副業などお金を稼ぐ手段を強化しつつ、余裕資金を増やしていきましょう。
投資はローリスク・ローリターンから始めて少しずつ資金を増やして、それから徐々にリスクとリターンを上げた金融商品を組み合わせていくべきです。
一見、知識や技術は目に見えないものなので軽視されがちですが、身につければ誰にも奪われない資金になります。
お金を全て失っても技術と知識、経験があればやり直すことも可能ですので、積極的に学習していきましょう。
手順②:分散を活用してリスクを抑えながら投資の経験を得る
ある程度の知識と技術、資産を確保できたらいよいよ投資を進めていきましょう。
ただし、最初は大きなリターンを求めるのではなく、投資の経験を得ることを目的にしてください。知識があったとしても使える状態にするためには経験が必要です。
机上の空論を実用的な技術に変換するためには経験が必要ですので、最初は大きく稼ぐことよりも、成功・失敗共に経験しましょう。
成功したときにどう動いたか、失敗したときはどういった判断をしたかを考察して成功を狙って出せるように工夫することが大切です。
その際、投資を分散することが重要です。目的としては下記が挙げられます。
- 複数の金融商品に触れること
- リスクを最小限にすること
- ポートフォリオの組み方の経験
投資に必要な知識・経験を網羅的に学べますので、ぜひ分散投資を小リスクから始めましょう。
手順③:複利で投資の効率を最大化する
投資の経験と技術が身についてきたら、利益の最大化を図っていきましょう。このとき大切なのが「複利」の考え方です。
複利とは、利子にも利子がつくことを意味します。100万円の元金に3万円の利子がついたとして、翌年は103万円を元金にすると、103万に利子がつき、106万900円になります。
100万円を元金にして上記の条件で運用した場合は、106万円にしかなりません。900円は3万円の利子についた利子というわけです。
一年間の利益ですと非常に小さく見えますが、元金が大きい場合や運用年数が長い場合を考えると予想以上に大きなリターンを得られます。
投資をするなら、分散でリスクを最小限にしつつ、複利で利益を最大化しましょう。
堅実に投資で積み上げる上での注意点
堅実に投資で積み上げる場合の注意点を解説していきます。下記項目に注意して投資を行いましょう。
堅実に投資で積み上げる際の注意点はこちらです。
- ハイリスク・ハイリターンの博打から入らない
- リスクを常に把握しながら余裕を持った運用をする
- 国内長期投資に固執せず幅広い視野を持つ
- 知識・技術・経験など目に見えない資金が最重要
- 常に最新の情報を吸収して最適化を図る
①:ハイリスク・ハイリターンの博打から入らない
ハイリスク・ハイリターンの投資や、自分が何をしているのか理解できていないような博打状態からの参入を避けましょう。
投資を運で勝てるものだと考えていては、大きな損をしてしまいます。
ギャンブルのように運が良ければ儲けられるといったものではありません。
投資は自身が何をしていて、どういった仕組みでお金が動いているのかを理解する必要があります。
お金の動きや仕組みを把握していない場合は投資詐欺に巻き込まれる可能性もあり大変危険です。
きちんと勉強して、知識と経験、技術を身につけてから正しく取り組みましょう。
②:リスクを常に把握しながら余裕を持った運用をする
リスクの許容でもお話ししましたが、余裕が大切です。余裕がなければリスクを正しく理解できず、無理なリスクを抱え込んだり、逆にリスクを取れなかったりします。
資金に余裕を持ち、失っても生活に支障がない範囲での投資を意識しましょう。複利で運用すれば、利益は徐々に増えていくので、あまり焦る必要はありません。
③:国内長期投資に固執せず幅広い視野を持つ
国内長期投資は確かに安定感はありますが、リターンの幅が小さいため、固執しないようにしましょう。投資といっても株式、不動産、仮想通貨など種類は数多く存在します。
広い視野を持って、色々な投資に挑戦してみましょう。このときも分散の考え方が重要です。
いきなり多額の元手を投じるのではなく、少額をテストで投じて様子をみてみれば、どういった投資なのか理解できますし、経験も身につきます。
④:知識・技術・経験など目に見えない資産が最重要
繰り返し説明していますが、知識・技術・経験など目に見えない資産が最重要です。お金は使えば減りますが、知識や経験、技術は減るものではありません。しかも、知識や経験、技術はお金を生みます。
投資に限らず、知識や経験、技術には惜しげなくお金を使いましょう。将来の自分を形作る大切なものになりますよ。
⑤:常に最新の情報を吸収して最適化を図る
投資に限った話ではありませんが、最新の情報を収集して、常に最適化を図りましょう。投資でいえば仮想通貨などは比較的新しいジャンルです。
しかし、すでにNFTなどより新しい技術が生まれており、どんどん投資の世界も新しくなっています。
情報がものを言う世界ですので、最新の情報やトレンドには敏感になる必要があります。新聞はもちろんネットニュース、SNSなど幅広い情報源を活用して、最先端の情報を獲得し続けましょう。
まとめ:堅実に投資で積み上げるにはリスクの許容が大切
堅実に投資で積み上げるには下記項目が重要です。
リスクを軽減する基本は分散
そもそも資金に余力があればリスクに対して余裕が持てる
また、堅実に投資で積み上げる手順は下記です。
自己投資や貯蓄でリスクを排除しながら元手を作る
分散を活用してリスクを抑えながら投資の経験を得る
複利で投資の効率を最大化する
投資は決して博打ではありません。正しく勉強し、リスクとしっかり向き合うことで堅実に積み上げることが可能です。
ぜひ、時間をかけて投資の勉強をしたり、経験を積んだりしてみてください。