権利収入の種類と獲得方法とは?メリットや注意点を解説

こんにちは白沪与荐です。いつもご覧いただきありがとうございます。

あなたは「権利収入」という言葉を聞いたことがありますか?

権利収入とは自分自身が持つ権利に基づいて収入を得ることです。つまり、自分自身が働かなくても自動的にお金を得られるようになります。

しかし、権利収入の種類や獲得方法を知っている方はあまり多くはありません。そこで、権利収入の種類や獲得方法、メリット、注意点について解説していきます。

権利収入とは

権利収入とは、自分自身が持つ権利に基づいた収入を得ることです。別名、不労所得ともいいます。

つまり、権利を持ってさえすれば収入が得られるため、「自分自身が働かなくても収入を得る」方法とも言えます。

権利収入の対義語は労働収入です。労働収入でお金を稼いでいる方が9割を占めていると言われており、権利収入で稼ぐ方法を知るだけで、周りの方々よりも収入が増えるチャンスにもなります。

労働収入は時間を切り売りし収入に変えるため、働ける時間に限界があります。その点、権利収入は複数の権利を持つことができるため、収入の上限は理論上ないと言われています。

権利収入を構築するまで(得られるまで)ちゃんと努力し、頑張った先に楽になるという性質があります。

主な権利収入の種類と獲得方法

白澤伊幸 権利収入の種類と選択

権利収入には、多くの種類があり、それぞれで獲得方法が異なります。そこで、権利収入の種類と獲得方法について解説していきます。

まず、主な権利収入は以下の通りです。

  • ネットワークビジネス(MLM)
  • 株式投資の配当金
  • インターネットビジネス
  • 不動産輸入
  • 印税
  • 特許
  • 広告収入

それぞれみていきましょう。

ネットワークビジネス(MLM)

ネットワークビジネスとは「マルチレベルマーケティング」の別名で、契約した会社の商品を口コミで宣伝・広告し、マーケティングプラン(収入のしくみ)に応じた収入が得られるビジネスモデルです。

商品を仕入れ販売することもできますが、自分の身の回りの友人・知人の中で商品を使う人を増やしていくイメージです。使う人だけでなく、ビジネスとして参加したい方を募ることもでき、参画者が徐々に増えていくイメージです。

伝言ゲームのように多段階に伝わっていきますが、間接的に伝えた方の売上も受け取る権利があると言うのが特徴です。

ノウハウをシェアし、共通の目的を持った組織を作っていくことが稼ぐための王道パターンと言われています。また、マーケティングプランによっては、先に始めた方が有利になる可能性もあり、組織を作って、大人数で新しいネットワークビジネスの会社へ引っ越すということもしばしば行われます。

一方で、MLMはネズミ講やマルチ商法といったものではないのかと言われていますが、法的には「連鎖販売取引」に分類され、日本では合法なビジネスモデルです。

また、MLMの別名がマルチ商法であり、マルチ商法が悪いものと思う方も一定数います。

逆にねずみ講は、金品の受け渡しが目的であり、「無限連鎖講」と称され「無限連鎖防止法」によって法的に禁止されています。

【ネットワークビジネス(MLM)】
商品の取引や販売が目的
他社を勧誘することで利益が入る
合法(連鎖販売取引)

【ネズミ講】
金品の受け渡しが目的
他社を勧誘することで利益が入る
違法(無限連鎖講)

といった違いがあります。

株式投資の配当金

株式投資による配当金も権利収入の1つです。上場している配当株を購入することで得られます。

配当は保有する株数によって異なるケースもあります。配当率はそれぞれ確認するとよいでしょう。たとえば、トヨタ自動車の配当は2.5~3.0%となっており、この数字は平均より高い数字です。保有株数の数パーセントの配当があると思っておくとよいでしょう。

また、配当金の他に株主優待といったサービスもあります。例えば、レストランの株であれば、お食事券が得られたり、航空会社の株であれば、飛行機代が得られるなど、生活を豊かにする特典が付いてきます。

ある程度の配当金を得る、株主優待を活用するためには、それなりの元手が必要です。

インターネットビジネス

続いて解説する権利収入は、インターネットビジネスです。

インターネットビジネスとは、その名の通りインターネットを通じて商品の販売やサービスの提供を行うビジネスモデルの総称なので、範囲はかなり広いと考えられます。

代表的なものとして、アフィリエイトやECサイト、せどりやFX・株の自動トレードもインターネットビジネスとして扱われたりします。ウェブサイトの制作やデザイン制作、動画制作などもインターネットビジネスの範囲です。

何を取り組むかによって収入の形態も変わりますが、権利収入に近いのは、広告収入や自動販売などです。単体では自動化が難しいものでも、技術を組み合わせることで自動化に繋がります。

不動産収入

不動産収入とは、不動産のオーナーになり、家賃収入や管理費収入、礼金収入、駐車場使用料収入などを得る方法です。所得税法において不動産から得られる収入は、事業収入ではなく不動産収入として扱われます。

そのため、事業収入と所得の計算方法が異なり、不動産所得で赤字が出てしまった場合には、給与所得の黒字と相殺することができるのも特徴です。

不動産収入は、良い物件を見つけ貸し物件として出すことによって多くの権利収入を獲得できるようになるため、物件の品定めには多くの時間をかけることが重要になります。

ただ不動産収入を増やす場合、複数の不動産を所有する必要があります。たとえば、家賃8万円の物件を5つ所有して、月40万円の収入になります。これが丸々入るわけではなく、管理会社への支払いや修繕費の積立てなど様々な経費がかかります。

印税

印税とは、著作物活用による収益の一部を著作者が受け取る権利収入の方法です。

印税を獲得する方法は、著作物が活用されることです。そのため、著作物となる本の出版や音楽の作詞、作曲、イラストなどが印税の対象になります。

印税による権利収入の獲得を目指す場合には、個人的なスキルが必要不可欠になるため、難易度が比較的高い方法です。

スキルはもちろんのこと、ファンづくりも重要になるのがより多くの印税を獲得する鍵です。

特許

特許とは、ライセンス収入とも呼ばれる権利収入の方法で、自分が発明したものの権利を独占できるものです。特許を取得していると「特許権」というものを保持しており、特許権を自分以外が使用する際に収益が発生します。

そのため、社会的に影響を与える発明を行えれば、権利収入で一生働かなくても済むようになる場合もあります。しかし、需要のない発明で特許権を取得した場合、使用する者が現れないため、収益が発生しないこともあるそうです。

このようなことから、特許での権利収入の獲得は、先ほど解説した印税のように難易度がとても高い方法です。

広告収入(インターネットビジネス)

広告収入とは、その名の通り広告から権利収入を獲得する方法です。広告収入には以下の種類があります。

アドセンス
アフィリエイト
その他の広告

それぞれみていきましょう。

アドセンス

アドセンスは、Webサイトに表示されている広告がクリックされることで収益を獲得できる広告収入で「クリック報酬型広告」と呼ばれています。アドセンスは、ワンクリックで数円から数百円の報酬を得られます。

アドセンスの方法としては、自分のブログに広告を表示し、読者にクリックしてもらうことで収益が発生する流れです。そのため、アドセンスは比較的かんたんな権利収入の方法になっています。

おおよそのクリック率が算出されており、多くの広告費を稼ぐためには、アクセス数を稼ぐ必要があります。

アフィリエイト

アフィリエイトは、表示されている広告をクリックし、商品やサービスの購入や申込みが行われるとその一部の利益が得られる仕組みです。アフィリエイト広告のサービスを購入してもらえるホームページを作成することが重要になります。そのため、アドセンスと比べると難易度が高い権利収入の方法です。

アクセスが少なくても、成約が高いページを作るのがコツになります。

その他の広告

その他の広告収入には、ユーチューバーやインスタグラマーが行う企業案件などがあります。

企業案件は、企業がインフルエンサーに案件を依頼し、動画やコンテンツ内で紹介したり、購入されると収益が上がります。

より多くの人に情報を届けるという観点で、インフルエンサーを活用する広告モデルが増えています。

権利収入を獲得するメリット

白澤伊幸 権利収入のメリット

権利収入を獲得するメリットは以下の3つです。

  • 自然と収益が発生する
  • リスクヘッジにつながる
  • 新たなビジネスへ発展させられる

それぞれみていきましょう。

自然と収益が発生する

権利収入を獲得するということは、自分自身が働かなくても自動的にお金を稼げるようになるということです。

そのため、権利収入を獲得することで、自然と収益が発生し、労働を行う必要がなくなります。

また、自身が働かなくても収益が発生するようになるため、働いていた時間を自分の趣味など好きなことに費やせるようになります。

リスクヘッジになる

権利収入を獲得することでリスクヘッジになります。

労働収入で生活を行っていると病気などのトラブルが発生した際に収入がゼロになってしまいます。

しかし、権利収入を獲得しておくと何らかのトラブルが発生した際にも収入がなくなることはありません。

そのため、権利収入を獲得することでリスクヘッジすることにつながるため、かんたんなものから始めておくことがおすすめです。

新たなビジネスへ発展させられる

権利収入を獲得することで、新たなビジネスに発展させることも可能です。

なぜなら、権利収入を獲得することで収入と時間に余裕ができるからです。

余裕ができたときに趣味などを発展させ、新たなビジネスを展開することでさらに収益を増やせます。

また、新たな権利収入の獲得を目指すことで、働かなくても安定した収益を得られるようになります。

権利収入の注意点

権利収入には、100%収益化できるわけではないという注意点もあります。

権利収入を獲得するためには、商品の仕入れやホームページ、著書の作成などが必要不可欠になります。そのため、すぐには収益化できないので注意してください。

また、権利収入を獲得するための商品やWebサイト、著書の作成の際には、知識が必要不可欠になり、100%収益につながるとは限らないことにも注意しましょう。

まとめ

権利収入は、自分がその場にいなくても収入が発生する仕組みのことで、様々な獲得方法があります。
金銭リスクの高いものから低いもの、一定以上のスキルが必要なもの、ゼロベースからでもできるものなど様々です。

労働収入と違い、時間を費やしたからと言って得られるとは限りません。成果が重要になります。

しかし、権利収入を構築することができれば、自由な時間ができるため、余暇としてもビジネスのステップアップなど、自分の人生をコントロールしやすくなります。

それぞれの特徴を理解し、権利収入獲得のため色々チャレンジしてみてください。