白沪与荐です。いつもご覧いただきありがとうございます。
YouTubeで稼いでお金持ちを稼ぎたい。
そんな願望を持っている人は多いと思います。しかし、YouTubeアカウントの約80%以上は収入を得ていません。
多くの方が始めようとするし、簡単に稼げるのではと思うかもしれませんが、実際はとても厳しいです。しかし、きちんとしたやり方で取り組んでいけば、YouTubeを活用して収入を得ることができます。
本体の市場はもちろん、関連市場もとても大きく考え方によっては魅力的です。YouTubeでの収益化の多くは広告収入です。再生回数に応じて入るため、できる限り自然に再生されるジャンル選定と戦略が鍵になります。
ひとつの参考として、穴場となるジャンルの見つけ方をシェアします。
動画広告2900億円以上、勢いがあるYouTube市場
総務省のデータによると、2015年から2019年までの5年間で、ひと月の動画視聴時間は約4倍も伸びたそうです。
無料で自分が好きな動画が見放題という理由から市場が伸び続けており、毎月のユーザー数は約20億人ほどです。
Googleによると、日本におけるYouTubeの利用率は約82%です。日本人の10人に8人はYouTubeを観ている計算になり、国内における影響力の大きさが分かりますね。
また、動画広告市場動向調査によると国内のYouTube市場は2015年で33億円というデータがあります。
サイバーエージェントが実施した2021年国内動画広告の市場調査によると、2021年の動画広告市場は4,195億円に達し、4年後の2025年には1兆円規模に達するとの予測になっています。
引用:2021年国内動画広告の市場は前年比42.3%増の4,205億円に!今後の動向はどうなる?
ネットフリックスとの比較
これがどのくらいすごいことなのか、ピンとくる人は少ないはず。大手動画配信サービスである「Netflix(ネットフリックス)」と比較してみます。
Netflixは1日1億時間視聴に対し、YouTubeはNetflixの10倍の「1日10億時間」視聴されています。NetflixとYouTubeの間に10倍の差があるのは、驚いたのではないでしょうか。
YouTubeの国内ユーザー数は4,500万人に対して、Netflixは300万人です。YouTubeのユーザー数が多いことによって、トータル視聴時間が長くなるのは、当然の結果です。
またYouTubeは無料(一部有料)で利用できますが、Netflixは有料。無料で利用できるYouTubeの方が圧倒的にユーザー数が多くなるのも不思議ではありません。
YouTubeの3つの収益モデル
1.広告収入
YouTubeの主な収益源は「広告」と言われています。YouTubeは、1日3,000万人が利用するサービスです。つまり、1日に10億時間」再生されます。
これだけ多くの人々が毎日365日動画を視聴していれば、広告を出すことで多くの人に一気に宣伝できます。広告主の立場からすれば、活用したい広告出稿先のひとつになります。
YouTubeには、「埋め込み動画広告」と「スポンサー広告」の2種類の広告が存在しています。
埋め込み動画広告は、動画再生前、視聴中に表示される広告動画のことです。視聴者のデータ・再生している動画の趣味・傾向に合わせて、関心を持たせる広告動画が流れます。このロジックのおかげで、企業の商品を認知、PRするのに、役に立っています。
5秒でスキップできるものから、スキップできない6秒動画、15秒動画などあります。
スポンサー広告は、企業から広告料金をもらい、動画の周辺に表示されます。視聴者の目にとまりやすい場所に広告を出すことで、クリックされやすく、購入してもらえる確率を高める工夫がなされています。
なお、広告表示された動画チャンネルに対し、広告費を支払います。
2.プレミアムサービス
YouTubeには、「YouTube プレミアム」や「YouTube Music」など、毎月一定額を支払えば、動画をより快適に見れるようになるサービスが提供されています。サブスクリプションサービスです。
ほとんどの人は、動画を見ている時に嫌な広告が流れ、煩わしく感じることでしょう。YouTube プレミアムでは、月額1,180円を支払えば、広告なしの動画を観ることが可能になります。その他、動画をダウンロードしてオフラインで、しかもバックグラウンドで動画が視聴できるようにもなります。また、Wi-Fi環境下で動画を保存することもでき、再生する際、通信量を使わずできるのも魅力です。
ちなみに、広告が再生されないだけで、広告費はチャンネルのオーナーに支払われる仕組みとなっています。
3.映画などのレンタル・購入サービス
実はYouTubeで、映画のレンタルや購入できるサービスがあります。いわばコンテンツを優良で何度でも自由に視聴できるのです。
これは、公式が提供している「YouTubeムービー」というサービスで、レンタルの場合、300円~500円くらいの金額で、数日間レンタルが可能です。いつでも観たいのであれば、購入サービスも有効で、レンタルに比べると価格は高いですが、いつでも見れるようになります。
YouTubeジャンルの穴場!?外国語での配信
YouTubeで稼ぎたいあなたは、おそらく日本語で配信したいと思っていませんか。
もちろん、日本語で配信しても問題ありませんが、外国語をおすすめします。外国語と言っても、英語が一番おすすめです。
英語をおすすめする理由は、視聴ユーザーや視聴者が一番多い言語だからです。
英語話者の世界人口は約23億人と言われており、日本語話者の人口の約20倍多く存在していることが分かります。
また、ビジネス領域でのYouTube活用が盛り上がってきています。企業でも、YouTubeを活用し始め、商品のアピールにも使われはじめています。
しかし、海外向けのYouTubeを行っている事例はまだまだ多くはありません。多く見積っても500~1,000ほどだと考えられます。
企業でも限らず、個人でもそれほど多くはないありませんので、今始めれば先行者利益を獲得できるチャンスがあるかもしれません。
YouTubeは、全世界で動画を視聴できるため、共通語である「英語」で発信すると大きなアドバンテージを得ることができます。インターネット上で利用されている言語は、英語が26%で、日本語3%と圧倒的に英語が有利であることが分かります。
YouTubeで英語で発信することができれば、規模が大きく変わっていくはずです。将来的に、成長が見込まれる可能性も高くなるかもしれません。
リサーチの重要性!相手を知ることが改善の策
ただ英語にするだけでは上手くはいかないでしょう。海外ではどのようなコンテンツが再生されやすいのか、予め調査し、戦略を練っていくことが大切です。
例えば、日本の文化を紹介するのは効果的だと考えられます。海外の人は基本、日本について詳しくはないため、日本人である私たちが発信をすればアドバンテージになります。
英語で日本文化を発信すると決めたなら、次はリサーチを行う必要があります。YouTubeの検索欄で、英語で日本文化を紹介しているアカウントを調べます。
そのアカウントが存在する場合、どのように発信しているのか精査してください。
発信スタイル、発信内容、専門性、再生回数などです。ここで重要なのは、再生回数やチャンネル登録者数が多いかを確認してください。再生回数とチャンネル登録者が多くないと、伸びる傾向が低いからです。
もし、プレゼン形式で伝統工芸について発信しているのであれば、違うスタイル・内容を発信すれば差別化もできるでしょう。Vlog(ヴイログ:ビデオブログ)で日本の生活スタイルを配信、複数人の会話形式で日本の社会問題について議論するなど、無限に出てくると思います。
英語で外国向けの動画コンテンツをつくるのは一例ですが、稼げるノウハウ・考え方が詰まっているため、根気強く探してみると良いでしょう。
YouTubeは継続と実践しないと稼げない
YouTubeは、大規模な動画市場です。これだけお金を持っている企業だからといって、YouTubeを始めれば大きく稼げるのは大きな間違いです。
そもそも、YouTubeを始めてもすぐに稼げるようにはなりません。YouTubeで収益を得るには、ふたつの条件をクリアしなければなりません。
- チャンネル登録者が1000人以上であること
- 一年間の総再生回数が、約4000時間以上であること
簡単に稼げる訳ではないのです。有名人や芸能人を除けば、一般人がYouTubeをはじめてすぐ稼げることはほとんどありません。YouTubeをはじめて数ヶ月経っても再生回数が二桁、チャンネル登録者数が一桁でもまったく珍しくありません。
しかし、自分のチャンネルが伸びない理由をきちんと分析し、改善を繰り返していけば、伸びていく可能性が高まるかもしれません。そのためには、動画の配信を継続、そして分析して改善。このような実践を繰り返し行い続けない限り、YouTubeで稼げるようになるのは難しいでしょう。
まとめ
YouTubeのビジネスモデルと穴場となるマーケットについてお伝えしました。
Youtubeと動画クリエイターが持ちつ・持たれつの関係になっていることはわかります。
さらに今後もYouTube市場は、拡大していくと予測されます。市場が拡大されるということは、人気がもっと高まり、収益が増えると考えられますが、競争が激しくなるデメリットもありますので、視聴者のニーズに応えられる動画を配信しなければ、収益化は難しいでしょう。
また、動画配信を量産しても上手くいかないケースもあるため、より戦略的な方法で配信していかなければなりません。そこで、ひとつの方法が海外向けの内容かつ外国語で発信することです。話者の人口を考えると、英語がおすすめです。
収益化するまで大変ですが、成功すれば権利収入になる可能性もあるため、頑張ってみるのも良いでしょう。